Focus
私たちの最終目標は、血液脳関門により薬の侵入が制限される脳/中枢に薬を効率的に送達する経鼻投与製剤の開発です。この達成には、血液脳関門を回避する鼻から脳への薬物輸送Nose-to-Brainの理解と革新的な脳標的化経鼻投与製剤の開発という重要課題を克服しなければなりません。私たちは、最小限の副作用と最大限の効果で脳/中枢疾患を治療できる理想的な経鼻投与製剤の開発を目指します。


New Topics
- 長友太希助教が投稿した論文が受理されました.
長友太希助教が投稿していた論文が受理されました.
タイトル:Impact of using amorphous solid dispersions on brain and systemic delivery of intranasally administered phenytoin
掲載雑誌:Journal of Drug Delivery Science and Technology
- 鈴木豊史教授が研究費を獲得されました.
鈴木豊史教授が,令和7年度 科研費基盤Cに採択されました.
採択課題「急性期脳梗塞に対する神経保護作用を目指した経鼻的な薬物併用治療による救済法の探索」
採択番号:25K09989
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25K09989/
- 5月22日〜29日に学会発表を実施しました
日本薬剤学会第40年会において,当研究室の教員および学生が発表を行いました.
鈴木 直人専任講師『クルクミン共結晶のコフォーマー選定を目的とした物理的安定性の比較』(ポスター)
長友 太希 助教『フェニトイン固体分散体の溶解性と鼻腔内滞留性向上による経鼻投与後の脳移行性の改善』(口頭)
紺野晃生さん『造粒機LaVortex G®を用いた医薬品原料の攪拌混合能力と装置内滞留時間分布の評価』(ポスター)
金 娜伶さん『メロキシカムからなる結晶複合体の擬似鼻粘液に対する溶解性に及ぼすカウンター物質の影響』(ポスター)
正田 千尋さん『経鼻投与を指向したN-アセチル-L-システイン含有共結晶の調製と擬似鼻粘液に対する溶解性』(ポスター)
塚本 雅仁さん『コリン–脂肪酸 イオン液体からなるミセルの経鼻デバイスによる噴霧特性とメロキシカムの可溶化』(ポスター)
佐野 勝俊さん『コハク酸エチルメチルヒドロキシピリジンの経鼻投与による脳移行性と神経保護効果』(ポスター)
- ラボメンバーを更新いたしました.
新年度となりトップページの集合写真を更新しました.
- 3月27日~3月29日に学会発表を行いました.
日本薬学会第145年会において,当研究室の教員および学生が発表を行いました.
鈴木直人専任講師『経鼻投与を目的としたイオン液体介在ミセルの調製とNSAIDsの封入』(ポスター)
長友太希 助教『フェニトインの溶解性改善が経鼻投与後の鼻粘膜透過性および脳移行性に及ぼす影響』(口頭)
正田千尋さん『多孔性シリカにイオン液体を封入した粉末経鼻投与製剤の設計』(ポスター)
牧野晃大さん『マイクロ流体デバイスを用いたラモトリギン含有ナノ結晶の調製方法の検討』(ポスター)
- 3月25日に卒業式・学位伝達式が行われました.
3/25には卒業式が行われ,薬剤学研究室の学生も4月から新社会人となります.
今後の活躍を期待しています!
- 鈴木豊史先生が経肺経鼻投与製剤FG研究会にて発表しました
2025年2月21日に開催された経肺経鼻投与製剤フォーカスグループ研究会「Nose-to-Brain型中枢神経系創薬の現在地~製剤・動態研究を中心に~」にて鈴木豊史先生が発表されました.
演題名:経鼻投与製剤の現状と展望
発表者:鈴木豊史https://www.apstj.jp/event/fg/inhalation-fg-study-group-20250221/
- 長友太希助教が投稿した論文が受理されました.
長友太希助教が投稿していた論文が受理されました.
タイトル:Quantitative relationship between the viscosity of pediatric syrups containing ambroxol hydrochloride and the adhesive remaining amount in the metering glass
掲載雑誌:The Journal of Community Pharmacy and Pharmaceutical Sciences
URL:https://doi.org/10.32160/yakkyoku.oa.2024-0026
- 鈴木豊史教授が執筆した記事が掲載されました.