Focus
私たちの最終目標は、血液脳関門により薬の侵入が制限される脳/中枢に薬を効率的に送達する経鼻投与製剤の開発です。この達成には、血液脳関門を回避する鼻から脳への薬物輸送Nose-to-Brainの理解と革新的な脳標的化経鼻投与製剤の開発という重要課題を克服しなければなりません。私たちは、最小限の副作用と最大限の効果で脳/中枢疾患を治療できる理想的な経鼻投与製剤の開発を目指します。
New Topics
- 5月23日〜5月25日に学会発表を行いました
日本薬剤学会第39年会において,当研究室の教員が発表を行いました.
鈴木直人専任講師『N2Bを介したイヌリンの脳移行に及ぼすイオン液体の影響と多孔性シリカへの封入による製剤化』(ポスター)
長友太希 助教『フェニトインのコアモルファス化が経鼻投与後の脳移行性に及ぼす影響』(ポスター)
- ●2024年4月23日(受賞)
日本薬学会144年会(3/28-31, 横浜)において、6年生の栃木 杏友さんが、優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞いたしました。
栃木 杏友さん
演題「多孔性シリカへの封入による粉末かイオン液体の経鼻デバイスによる噴霧特性」
- 4月4日ラボメンバーを更新いたしました.
新年度となりトップページの集合写真を更新しました.
- 3月29日~3月31日に学会発表を行いました.
日本薬学会第144年会において,当研究室の教員および学生が発表を行いました.
鈴木直人専任講師『経鼻投与における新規微量噴霧器の有用性』(ポスター)
長友太希 助教『コアモルファス化したフェニトインの経鼻投与後における溶解性と脳送達性』(口頭)
長澤花音さん『フェニトインの固体分散体の調製とその鼻粘液に対する溶解性の評価』(ポスター)
塚田海さん『コハク酸エチルメチルヒドロキシピリジンの経鼻投与による脳内神経保護効果』(ポスター)
大塚裕子さん『凍結噴霧乾燥法で調製したメロキシカム含有固体脂質ナノ粒子のキャラクタリゼーション』(ポスター)
栃木杏友さん『多孔性シリカへの封入による粉末化イオン液体の経鼻デバイスによる噴霧特性』(ポスター)
- 3月25日に卒業式・学位伝達式が行われました.
3/25には卒業式が行われ,薬剤学研究室の院生および学生も4月から新社会人となります.
今後の活躍を期待しています!
- 2024年4月1日(受賞)
鈴木直人 専任講師が公益社団法人 日本薬学会より「2023 Top Reviewer Award for CPB」を受賞しました.
- 11月1日 鈴木豊史教授が投稿していた論文が掲載されました.
鈴木 豊史 教授と順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター薬剤科(宗村盛先生ら)との共同研究が掲載されました.
高齢入院患者の低亜鉛血症に対する酢酸亜鉛による治療は,治療開始初期の累積服用量(500~1000 mg)が少ないほど血清亜鉛値が増加する傾向があることを明らかにしました.掲載雑誌:Pharmazie (78 巻 (2023) 9-10 号 pp. 201-206)
- 10月29日当研究室の鈴木直人専任講師が投稿した論文が受理されました.
鈴木直人 専任講師が投稿していた論文が受理されました.
タイトル:Utility of a Novel Micro-Spraying Device for Intranasal Administration of Drug Solutions to Mice
掲載雑誌:Pharmaceutics
- 2023年9月19日(学会発表)
第67回 日本薬学会 関東支部大会において,当研究室の教員および学生が発表を行いました.
鈴木直人専任講師『Nose-to-Brainを指向した中枢標的経鼻投与製剤の設計』(シンポジウム)
長友太希助教『フェニトイン含有coamorphousのスクリーニングと鼻粘液に対する溶解性の評価』(口頭)
谷川寛明さん『イオン液体を適用したエトドラクの経鼻投与後における脳内炎症の抑制効果』(口頭)
柳原圭佑さん『脳梗塞急性期に対するコハク酸エチルメチルヒドロキシピリジンの非侵襲的な経鼻的治療アプローチ』(口頭)
宮崎結衣さん『クルクミン含有共結晶の過酷条件下における物理学的安定性の比較』(ポスター)
高梨夏実さん『製造法が固体脂質ナノ粒子のキャラクタリゼーションに及ぼす影響』(ポスター)
大塚裕子さん『凍結噴霧乾燥法によるメロキシカムを含む固体脂質ナノ粒子の調製』(ポスター)
栃木杏友さん『イオン液体封入多孔性シリカの経鼻デバイスによる噴霧特性』(ポスター)